藤色の音

KinKi Kidsさんや神谷浩史さんやその他諸々。

11年って早いですね。

何をどう書いていいやらぐるぐるしていたら8月も終わりですね。時間の流れにびっくりです。書きたいことはいっぱいあるのですが、書いていいものやら悶々として文章にするのも一苦労。

やっとこ悶々のひとつをこれから書くので、少し心が落ち着くといいのですが。

 

今年も8月がやってきました。あれから11年。

神谷浩史さんが事故を越えて声を届けてくださっていることにただただ感謝を。

今回つよしさんが突発になって、そして神谷さんの事故のエピソードを思い出して、現場の判断の正否って後々になってみないと分からないものなんだなあと思っております。

神谷さんは鎖骨の真ん中付近に切開跡があります。11年経っても跡は消えていません。

ファンにとっては有名な話ですが、神谷さんが事故にあって医師の方がチューブを口から挿入しようとした所、マネージャーさんが「声帯を傷つけるからやめてくれ、この人は声優なんだ」とお願いをして声帯の下を切開してそこからチューブを挿入したのですが、その跡が消えていないのです。病院にかけつけたご両親に医師の方が覚悟を求めるような、そんなひどい容体だったのにも関わらず、マネージャーさんは神谷さんが生きて再び現場に戻ってくることを第一に考えた。そして今、その通りにわたしたちに声を聞かせてくださっています。このエピソードを知った時、マネージャーさんの思いに感謝をし、尊敬もしました。

でも、もし、万が一、切開してチューブを挿入するという手間があったせいで、神谷さんの今がないとしたら、わたしはマネージャーさんをどう思うのでしょう。想像もしたくもありませんが、そんな世界があったのかもしれないと思うと寒気が止まりません。

ツイッターをしていると今回のつよしさんに関するスタッフの方々の対応への思いを綴ったつぶやきを見かける機会が多く、その度に心にひっかき傷を一本付けられてしまう心地がします。

その時の現場の判断なんて、良いのか悪いのかなんてわたしにはさっぱり分かりません。その時その時の判断はその場にいないと分からないし、いても分からない時の方が大多数な気がします。

後々振り返った時、つよしさんの治療への判断や、治療方法の判断が、悪いものになっていないといいな。

 

今日は雨降りでしたが気圧のお身体への影響は大丈夫だったのでしょうか。空を見上げてはつよしさんのお身体が少しでも良くなるようにとつぶやきました。

「いま あなたと生きてる」を今日はたくさん聞きました。強い歌だなあと何度聞いても思える曲です。凹んでいるときに聞くと、つよしさんの音楽に、言葉に、撫でられているような気がして涙が溢れてきます。

情けない顔しないように、顔をあげて、明日は過ごそうと思います。